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ヘルスサイエンスラボ 渡辺光博研究室
研究紹介 〜代表的な研究プロジェクト〜
プロジェクト 1
「胆汁酸シグナルを介した生活習慣病の改善プロジェクト」
胆汁酸は食事により摂取された脂質やコレステロ ールを生体内に効率良く吸収する役割がある。しかしながら、最近の研究により、胆汁酸には体内のエネルギー代謝を調節する役割があり、メタボリックシンドロームや糖尿病などの改善につながるということが定説になりつつある。そこで我々は胆汁酸シグナルを介した生活習慣病の改善を目指して日々研究を行っている。
プロジェクト 2
「食品成分の研究と応用プロジェクト」
大麦に含まれている水溶性食物繊維のβ-グルカン、杜仲茶の葉に含まれるアスペルロシド、まいたけに含まれるMXフラクション、海藻に含まれる成分などは胆汁酸代謝に働きかけることで、エネルギー代謝のスイッチをONにし、糖尿病を始めとした生活習慣病の改善につながる可能性がある。そこで我々は、これら成分の体内での働きの解明と応用を目指し、日々研究を行っている。特に最近は小林製薬から市販されている杜仲茶の抗メタボの研究や、プロントのパスタに我々が研究しているレジスタントスターチを混ぜ、商品化まで行っている。
プロジェクト 3 概日リズム
中は活動モード、夜間は休息モードに。ほぼ1日(=概日)のリズム「サーカディアンリズム」は、からだに備わる体内時計によってコントロールされ、眠りや生活習慣病はもとより、精神症状や肌状態にも影響を及ぼしている。
近年、睡眠不足や不規則な食事によってサーカディアンリズムは乱れ、睡眠障害や生活習慣病の発症や進行に大きな影響を及ぼすとの報告が相次いでいる。
本研究室は、マウスの外部環境を変化させることで、概日リズムのメカニズム解明から、概日リズムと生活習慣病や精神疾患発症の関係性などの研究を行い、概日リズムの乱れを抑えるようなサプリやレンズの開発など、発展応用を目指している。
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